About Seisai-正彩について

彫師を目指した訳

18歳の時に上京して、はじめて、彫りものを彫りに行きました。その時は彫師の技術に驚き「凄い」と思う一方、心のどこかで自分も出来そうだなと思っていました。昔から絵を描くのが好きだった為、その後、知り合った友人と、タトゥーの機械を一式買いに行き、自分自身の足で彫ったりして練習していました。あとは、1日1枚何かしらの絵を描くという日課を決めて毎日下絵やデザインを描いていました。何年か経ち、当時建築業をしていた自分は、仕事が終わった後や休みの日に自宅で知人や紹介の人たちを彫らせてもらっていました。ただ、二足の草鞋でこのような事をしていても、しょうがないと思い、知り合いの方を通して、この仕事を一本でやる事を決めました。

東京新宿を仕事場に選んだ訳

初めて新宿に遊びに来たときは17歳でした。TVで見た事はあったこの街に実際来た感想は、華やかだけど、怖いというイメージでした。ただ、いつかはこの良くも悪くも華やかでかっこよくて、少し怖い新宿という場所で何か仕事ができたらなと思いました。その時に選んだ場所がこの新宿でした。とても有名な彫師の先人の方がやっておられる新宿で仕事をするのは大変、恐縮でしたが、勢いで新宿で仕事をはじめました。その後10年弱経ちましたが、今後もこの新宿で仕事をするにあたり、思う事は、先人の方々が切磋琢磨を重ねてきたものを、受け継ぎ、伝統を重んじながら、そこに新しい工夫や考えを加えて、今後も精進していきたいと思います。そのためには、常にアンテナを上げて、いろいろな物をみたり、探したりして、自分の感性を高めるのはもちろんの事、礼儀、節度といった人間性も磨き、自分流の作品を今後もたくさん生み出していきたいです。

タトゥー作品

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